少年少女はエゴに没する




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┏番外編
彼と彼女の外界
彼女に慈悲を。



海に沈めた宝石はどうなる?
誰の眼にも触れることなく、深海に媚びを売り続けるね。

嗚呼、だから僕は君を沈めたい。一生。



※所々、描写が露骨な場面が出てくる予定です。
性的な意味ではなく、人道的・道徳的な意味でです。
年齢制限は設けませんが閲覧は自己責任でお願い致します。




胎動に涙を浮かべる

さくさくと、私を殺すの

想ひ出に窒息しそう

苛々と噛み跡を造った

さあ、距離を測ろうか

罪を擦り付け合おう

愛を握り潰してやった

隙を突かれて、罵られた

投げ出された髪に口付ける

愚弄者よ、喚くが良い

剥がれ落ちた胎内

薦められた、甘美な死

温もりなど皆無なのだ

汚れたもの程、惹かれるもので

包まれる前に突き放そうか

こうして、世界は崩れ落ちる

終焉を迎えたい晩餐

それは余りにも憐れ也

ぼろり。朽ちゆく身体

帰還せよ、幸福

泡沫の愛言葉は未来永劫へ

手を放さば黄泉比良坂

罪によって均一の罪を

貪欲に愛でて下さい

君は、綺麗だ。

私にとっての本当の、幸福

少年少女はエゴに『没する』


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