ゆめゆめ。

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ゆめ。

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written by かぇで

この小説は某携帯サイトで完結済みの
同名小説の再掲です


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序章  息苦しい夜は
物語のはじまりはいつも突然に。
第1章 無言の部屋で
たまたまミツエに呼び出されて、居酒屋でレモンサワーを飲んでいた。ただそれだけの事が、あたしの人生を狂わせてしまった。
第2章 旅立ちの儀式
自分の人生を切り開く。
そんなの、アタマのいい人だけに許された特権でしかなくて。
あたしは多分、選んだフリをして逃げ出した、だけ。
第3章 新しいバショ
そんなに簡単に生まれ変わったりできない。重たい鎖のついた脚で旅立ったあたしは、それを希望と名付けるしかなかった。
第4章 かなわぬ想い
あたしは単純で、目先のことにとらわれて簡単に盲信する。見たことのないものや聞いたことのないものは、ただそれだけで人の興味を引き付けてしまうということを、意識もせずに生きてきたから。
第5章 傾いて零れる
とにかく欲しい欲しい欲しい!
そう言えるのは若さの特権で。なにもなくたって、その眩しさだけで大人に勝ってしまうこともある。赦されているとも言う。
一度傾き始めたコップから水が零れるのは時間の問題でしかない。
第6章 からだからだ
ただ平穏な片想いの中で暮らしてゆくには若すぎて。持て余した情熱の行き着く先を、大人は冷ややかな目で見る。からだ、カラダ。身体から、だ。
第7章 裏側に堕ちる
それはあまりにも唐突すぎて、あたしは事態の深刻さに気付けなかった。世界には確かに裏側が存在して、そんなものを垣間見る必要なんて、本当はないはずだと思う。
第8章 ココロ揺れて
毎日を流されるままに、ゆらりゆらりと生きる。主張しなければ、ぶつからないと思っていた。あたしはもう、自分が生きているのかすら分からなくなってしまった。
第9章 夢の向かう先
漠然としたイメージ。それでも今のあたしには暖かな一筋の光になる。同じところをぐるぐると廻る毎日から、一歩先に、あたしは向かい始めた。
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