わたしが世界変えような
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短期のバイトをしている
12月いっぱいだけのバイト、年賀状印刷するやつ

接客はわたしに向いてない
そんなことは圧倒的にわかってたのにね〜
なんだかんだ言いつつもそれでもこなせてしまうから
向いてないことなんてわかりきってるのに
なんだかんだ出来てしまうから

いつもいつもこうね
向いてないことばかりうまく出来ちゃう
やりたくないことばかりうまく出来ちゃう

本当は大勢の友達なんて必要ないし
クラスで三人くらい、趣味が合う友達ができれば
それでよかったのにね

それなのにわたしは
いつも結局クラス全員と仲良くなって
へらへら笑って中心になって

面倒ごとを押し付けられるだけ押し付けられ
でもそれは誰も悪気はなくて
それでもみんな楽をするためにわたしに

わたしにならなにいってもいいと思ってる


へらへらしていることを求められて
ガヤガヤ騒ぐことを求められて
そういうわたしであることを求めたのは
みんななのにね

受験期になったらわたしをうるさいって
そういうわたしを作り上げたのはそっち

うるさいと思うなら直接言わなきゃ治んないのにね
陰口でうるさいって言っててもなにも解決しないでしょ

つまり結局はわたしのせいにしたいだけ
本当に治して欲しいならわたしに直接言うもんね

結局面倒ごとを押し付けられるのと同じで
自分が勉強出来ないことをわたしのせいにしたいんだな〜

みんな落ちればよかったのにね

大学生をやめたわたしは
絶対にあいつらよりも人生を価値あるものにするし
幸せに生きるよ



すきなひとが
またわたしを必要とするときまで
ずっとずっと大切にしてるよ

でもなんとなく、本当になんとなくだけど
すきなひとはわたしのことがだいじだし、
わたしがいなくなったら
きっと涙を流す


しらんけどな




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