ロンリー ロンリネス。
[✽Zero](1/1)
未来が途絶えた時、愛しいものを遺して逝ってしまうなんてきっと考えたこともなかったように思う。
きっとたくさん泣かせてしまうことも、きみがこれからをどうやって過ごして行くのかも、__なにも。
わたしは、たくさんの哀しいものを、置いて来てしまったね。
泣かせたくなんてなかった、ずっときみとふたりの傍にいたかった、。
けれど悔恨を遺して、残して、生きていることはきっと罪だった。
だからあのひとは、
わたしを許せなかったんだろうね。
、ごめんなさい。
わたしが遺したものは、悔恨や罪、それ以上のものがたくさんあったんだよね。
だからこその、いまなのでしょう、
わたしにはもう、見守ることしかできない。
神様がいるのなら、どうかこれ以上、踏み躙られないように護ってください。
わたしが犯した罪ならば、彼らにはなんの非もないのだから、。
ユキ、お願い、もう____、
さよならは、とうに過ぎたものだと、思っていたのです。
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