悠久〜version2

[本の国](1/8)
スクリューを出国して14日後


アンビルに到着した。



スクリューと変わらぬ風景なのに、暑さはスクリュー以上の事にライラとアンドレは驚いていた。


エースが船の停泊の手続きを済ませた後、ブックシティへの行き方を決めることになった。


「道が舗装されているから馬車、馬、徒歩どれでも大丈夫だって」


エースが船の停泊の手続きをしている間、ライラたちは行き方を調べていた。


「道が舗装されてるってすげーな。

俺馬って乗れないから馬車か徒歩だなぁ」


「僕も馬は乗れないなぁ」


「徒歩か、馬車?」


道が舗装されていて、ブックシティまでの道ができている。

徒歩移動では日数がかかるが、途中街がいくつかあるため、宿にも困ることはない。


「俺はせっかくだから徒歩で行きたい」


ライラははじめての国でもあり、追っ手も気にしないでいられそうな国でもあるから、ゆっくり見たいという気持ちがあった。


アンドレは先を急ぎたい気持ちもあったが、ライラの気持ちを優先することにした。



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