ねぇ、笑ってよ

VelvetBlackRoseと学園祭(1/64)


翌日、学校に行くとすでに雅美が来ていた。

相変わらず早いな。



幸「おはよ」



雅「…あ、おはよ」



幸「課題やった?」現国の



雅「うん。相河君は?」



幸「やったよ?」当たり前



雅「……ほんと、真面目よね。見た目と違って」ギャップありまくり



幸「本音が出てますよー」一言余計よ?



松「幸宏とサダ子、仲良いよね」



雅「!」



幸「おー。松本おはよ」



松「おはよー」



雅「……おはよ、松本さん」



松「!幸宏幸宏!サダ子が呼んでくれた!」名字だけど!



幸「お」頑張ったな



雅「……(ここから、どうすれば)」



松「って、感動してる場合じゃなくて!サダ子!」



幸「(感動してたのか)」気持ちは解るが



雅「……ん?」何?



松「ほっぺた腫れてたの、彩菜に殴られたからってマジ?」



雅「え……」何で知ってるの?



松「マジなんだ?」



雅「えっと……(なんて答えれば)」



幸「松本、それ誰かから聞いたの?」助け船



松「本人が言ってるの、たまたま聞いたの。で、マジ?正直に教えて」



雅「えっと……ま、あ」



松「あーいーつー!やり返しゃよかったのに!」ガツンと!



幸「落ち着け松本」



雅「……大丈夫だから。心配してくれてありがとう」



松「!!いや、うん。とりあえず絞めとくから!」お礼言われた!



雅「いやいやいや、いいから!」大丈夫だから!



松「腹立たないの?怒っていいんだよ?」



雅「……過ぎたことだし、大丈夫」



松「……そう言われたら、何も言えないけど………何かされたら言うんだよ!もしくはやり返しちゃえ!」



幸「はいはいはいはいはい、落ち着けー松本」とりあえず

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