蒼き瞳〜総集編〜
[★Section.10 母との修行と仲間の絆](1/59)




-華夜side-



冬夜が産まれて早くも1年が経ち、冬夜は1歳になった




今日は冬夜をエマに預けて妖精族のミヤの所を訪ねていた




ミヤ「お待たせしました華夜様、修理が終わりました」




華夜「ありがとう」




ミヤから刀を受け取るってまじまじと見る




華夜「凄い…あの刃こぼれが綺麗に直ってる。流石はミヤね。助かったわ」




ミヤ「華夜様に褒めて頂けて光栄です」



ミヤは妖精族一番の鍛冶師
ミヤに任せて正解だったわ
あれだけ妖魔との戦いでボロボロだった星蘭をここまで綺麗に仕上げるなんて



華夜「これでまた妖魔とも戦えるわ」



私は星蘭を鞘に閉まった




ミヤ「壊れても私が何度も直して差し上げますよ」




華夜「頼もしいわね。そういえばハバトは居ないの?姿が見えないけど…」




ミヤ「今日はカルラ様と谷に行くと言っておられました」




華夜「そう、カルラが一緒なら安心ね」




ミヤ「冬夜様のご様子はいかがですか?」




華夜「それが未だに霊力が感じられないの。流石に遅すぎる…もしかしたら冬夜は本当に…」




その時地面が一瞬大きく揺れた




ミヤ「今の揺れは!?……華夜様?」




今の揺れ…普通じゃない
何この背筋が凍るような感覚


華夜「城の方からだわ…しかも何か強い力を感じる」




ミヤ「力…エマ殿では?」




華夜「エマの魔力じゃないわ…それに魔力って言うよりこれは…まさかっ
私は城に戻るわ!ミヤありがとう!」



ミヤの所を後にし急いで城に向かって走る
未だに感じるこの強い力…これは霊力だわ!



霊力を持っているのなんて私以外1人しか居ない…冬夜!



きっと力が開花したんだわ!
それに霊力だけじゃないエマの魔力も感じる…一体城で何が起こっているの!?



冬夜…無事でいて…!






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