勇者さんと賢者さん
*[勇者さんと召喚士さん](1/2)
勇者「お、召喚士じゃないか。どうした?お前もどっか具合悪いのか。」
召喚士「勇者さん…いえ、大したことではないのですが…召喚の調子が悪くて。」
勇者「そういうのって体調によるのか。」
召喚士「ええ、調子の良いときは喚んでもいないのに出て来ますよ。」
勇者「…逆に困らないかそれ。」
召喚士「試しに召喚してみましょうか。」
勇者「え、大丈夫か?」
召喚士「なんのこれしき!腐っても私は召喚士です。任せて下さい。」
召喚士「なんまんだぶなんまんだぶ…出でよサタン!」
ガチャ…パタン
サタン「あの〜診察受けたいんですけど。」
看護婦「この病院は初めてですか。」
サタン「はい。」
看護婦「では保険証の提示をよろしくお願いします。」
サタン「あ、はい。どうぞ。」
看護婦「では、あちらでお待ち下さい。」
…
勇者「何か凄く普通に来たぞ。」
召喚士「だから調子悪いんですよ。」
勇者「いや、初めて知ったよ。サタン健康保険に加入してたんだな。」
召喚士「そういう公共のことはきちんとしてるみたいです。NHKの受信料もちゃんと払っているそうですよ。」
勇者「サタンの家ってテレビあるんだ。」
召喚士「AQUOSでした。」
勇者「家より良いテレビじゃん。いい生活してんな。」
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