secret
∴噤噤噤噤噤噤
それでも… ((PV:1716))
∴噤噤噤噤噤噤


「お父様にはどうする??」

「自分で話す。貴大のことは。」

「そう…。頑張りなさい」

「うん。」


――――――――――――
――――――――――
――――――――


「お父様、」

「凛か?はいれ」

「失礼します…」

「どうした?」

「お父様、お話があります」


そういうとお父様は
ペンを置いてまっすぐわたしの
瞳を見た。


「なんだ?」

「私…好きな人が居ます。」

「そうか」

「相手は…その………
あ…あの、」


ダメだ緊張して上手く話せない。


「ふぅ…
安西なんです……」

「そうだったか…」

「はい。」

「お前の気持ちは分かったわ。
尊重してやりたいんだが、
お見合い話が一件あってな
断れないんだ…。
行ってくれないか…??」

「…はい。」

「お見合いするだけでも良いから」

「大丈夫です。」





- 37 -
∴噤噤噤噤噤噤
前n[*][#]次n
∴噤噤噤噤噤噤
xしおり
/45 n

∴噤噤噤噤噤噤
∴噤噤噤噤噤噤
⇒作品レビュー
⇒モバスペBook
∴噤噤噤噤噤噤
∴噤噤噤噤噤噤
x戻る