神田三兄弟の妹
[社長と過ごす休日](1/42)
1週間後の土曜日。
その日は特に予定も無くて、一日中ゴロゴロしてようと思ってたんだけど。
私の目の前には、手を合わせて頭を下げている稜兄がいた。
「陽毬頼む!!! 」
場所は、私の部屋のドアの前。
すっぴんに部屋着の私とは対照的に正装に身を包む稜兄は、さっきからずっと頭を下げている。
「ドレス買ってあげる!!それに、終わった後好きなもの買ったげる!!だから今日だけ一緒にパーティー行って!!」
稜兄の頼みは、今日のパーティーのパートナーになってほしいというものだ。
会社の社長である稜兄は、やれ誕生日会だお祝いだと色んなパーティーに参加している。
集まる人達はだいたい同じらしいんだけど、
セレブ達はことあるごとにパーティーをする生き物らしい。
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