そんなのが、ありなのか
骸そんなのあり?01](15/15)
「否定しないと言う事は、間違いでは無いと?」

いや、なんかコイツ…ヤバイ?

「ノーコメントで。

 ママさん」

俺は告げ、左右の手の人差し指をクロスさせてバッテンを。

チェックの合図な。

ママさんも頷き、金額が掛かれた紙を。

「ちょっと、トイレに行ってくら」

そう告げ、席を立ちトイレへ。

此処のトイレは入り口脇。

初めて来た輩は、奥の扉をトイレの入り口と間違える。

それは大間違いってな。

あそこはママさんの居住区。

居間なんだよ。

普段は鍵が掛かっていて入れないがな。

俺はパソコンのメンテナンスを頼まれてな。

何度か、あそこから上がったが…

普通は鍵が掛かった封印の扉だかんな。

さて、トイレへと駆け込み財布から勘定を取り出す。

トイレで水を流すと、ママさんが手拭きを持って来てくれた。

さり気なくチェックを済ます。

ユウジが大林の気を引いてるな。

俺は、その隙に店を出た。

ったり前ってな。

明日は会社。

変な奴に捕まって、余分なストレスを抱え込みたくは無いのでな。

店の外に出て直ぐに移動。

路地裏経由にて公園へ。

そこから川沿いの土手にある道へ。

風が気持ち良い。

街灯が無い暗い道。

だが、町の明かりで十分に明るい。

遠回りだが、此方は目視で見付かり難い帰り道。

もし大林が俺の後を追っても見付かるまい。

更に車等が入れない道。

飲んで無いと言う事は車なんだろうさ。

そうなると車で追い掛け様とするかもな。

だがそうなると、まず見付からん。

徒歩だと土地勘の無い者には辛かろう。

カーナビも無い訳だしな。

っう事で、途中でコンビニへ寄り買い物して帰宅だ。

んっ?

メールが来てんな。

何々?

エミリちゃんからか。

え〜っと…

ふんふん。

矢張り大林の野郎は、俺が帰ると同時に勘定して帰ったそうだ。

俺の後を追い掛けた様に見えたから、心配してメールしてくれたみたいだ。

よい子だろ。

明るく姉御肌の美容師さんさ。

彼氏さんとは、どうなってんだろ〜ねぇ。

おじさんが要らぬ事を考える事じゃねぇか。

しかし、大林かぁ。

[総合商社籐鹿筆頭取締役]の[大林 秦]っう名刺を見る。

余り見ない会社だが…

嫌な予感がビンビンしやがんだよ。

全く逃れた気にならん。

一体、何なんだ?

取り敢えず、明日は仕事。

寝ますかね。

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