Cybwarz
[Season 2 Episode 2](1/2)
「そろそろかな。」
「だね。降りる準備しよう。」
光輝、恋、真斗の三人は電子車で京都駅へと向かっていた。
チーム戦京都府大会の書類予選を通過した彼らは、大会に出場する前日に京都を観光しないかとルナに誘われていたのだ。
「間も無く京都駅です。」
アナウンスと同時に電子車はマテリアライズ(物質化)し、駅内へと入っていく。---
「ようこそ、京都へ!」
駅を出た三人は、ハイテンションのルナに出迎えられた。
「今日はありがとう。案内までしてもらっちゃって。」
光輝の言葉に、ルナは笑って応じた。
「大丈夫大丈夫。プロは大会がないと暇なのよ。」
「今は大会には出ていないんですか?」
「ええ、ちょうどよくね。あと、真斗も恋も、敬語はやめて。光輝にも言ったんだけど、みょうじ呼びとか敬語とか、疲れるから嫌いなのよ。」
初めて見るルナのテンションに、二人はタジタジだ。



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