cafe Cendrillon
[エピローグ](1/2)
翌日の出勤。
店に到着するタイミングで沙羅ちゃんと会った。
修吾さんと2人で出勤していたので沙羅ちゃんはニヤニヤしながら近づいてきた。
店内に入ると修吾さんは事務室へと立ち寄り俺と沙羅ちゃんはロッカーの方へ。
今しかないな、と思って昨日の“魔法の御守り”を返す。

「これ、ありがとう。」

と渡すと

「で?どうどった?効き目あったでしょ?」

嬉々として確信を持って聞いてきている。
バレてるなーと思いながら

「あぁー、うん。」

と短く答えると

「やっ

やっぱりって言われるな。

たぁー!やったぁ!よかったね。よかったね!」

と本当に嬉しそうに言ってくれた。
まさかそんな風に言ってくれるなんて思ってもいなくてそんな風に言ってくれる沙羅ちゃんの優しさに感謝して

「本当にありがとう。」

と言うと

「ううん。よかったね。お守り効いてよかったな。」

なんてお守りを眺めている。

「本当にすごい効き目で驚いた。」

と笑うと

「私も驚いてる。」

と笑った。



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