えぶりでぃ
[えぶりでぃ](1/5)

「無理がある」

陽子「アタシ生まれてから一度も骨折したことないんだよ!すごくない?!」
美音「ウーン・・・あたしも身体は弱いけど、骨折はした事無いよ」
陽子「そんなまさか~」
笑いながら陽子が美音に近づくと
陽子「アッ!」
ドテッ!ゴキッ!
陽子が小石に躓き転んでしまった
美音「ちょっと陽子大丈夫?!・・・エ?」
陽子の右腕が明らかに逆に曲がっていた
陽子「大丈夫だよ!あービックリしたー」
そう言って陽子も自分の右腕を見て・・
陽子(え?・・・えぇぇぇええええ!!!!)
美音「陽子・・・?」
陽子「大丈夫!大丈夫だから!」
美音「いや大丈夫じゃ無いでしょ!」
陽子「大丈夫!ホントに大丈夫だから」
美音「いや、でも腕が・・」
美音がそういった途端に陽子が右腕を左手で掴み
陽子「フンッ!!」
ゴキッ!
美音「えぇぇぇええええ!!」
陽子が右腕をへし折るかの様に曲げ元にもどした
陽子「ほら!美音ちゃん何とも無いよ!」
美音「いや、今絶対戻し・・」
陽子「それじゃ!」
陽子は全力で走りだしたが途中で倒れた
美音「陽子!」
走って陽子の所に向かい手元を確認すると陽子が地面に(Help)と書いていた
美音「無理があるッ!」

おわり



- 1 -

前n[*]|[#]次n
/5 n

⇒しおり挿入


⇒作品レビュー
⇒モバスペBook

[編集]

[←戻る]