秀才くんと、放課後の教室で…
[ごめん遅くなって!](1/2)
っっんんん?やば寝てた…
ぐっーと伸びをしながら周りを見回すと誰もいない
あれ?6時間目って教室じゃないっけ?
私の机の上が、5時間目の数学のままになっているのに気がついた。
6時間目の理科の用意をして、私は教室から廊下へ駆け出した。すると、人とぶつかった。
「うわっすいません」
目の前にいたのは、ゆきち先生だ。
「おぉどうした…やっと起きたか?」
「すいません。5時間目寝ちゃって」
「いやっお前寝ぼけてるのか?」
「えっ?」
「授業なんてとっくに終わって、みんな帰ったぞ」
嘘でしょ。流石に2時間も寝たことなかったのに…
苦笑いしているゆきち先生と、教室に入った。
「30分前にみんな帰ったぞ(笑)」
「すいません。ほんとに…」
「まぁそんなこともある。でも…」
「でも…何ですか?」
私は、ちょっと困った顔をした先生をまじまじ見る。
「いやー言い難いけど…早瀬が生徒会室で…」
「わぁっやば!」
そうだ!クラスマッチの計画…
ゆきち先生が言い終える前に、私は駆け出した。
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