明るい家族
[あとがき](1/2)


こんにちは、しゅんこです。
『明るい家族』を読んでくださり、
ありがとうございます。

視点や時間軸を組み替えて
物語をすすめていったので、
改めてここで
このお話のあらすじを書こうと思います。



突然の火事で家族を失った玲は、
ロボット開発で有名な蒲原に引きとられ、
蒲原の豪華な家の中で暮らしますが、
彼女が本当に帰りたいのは、
家族のいる、自分の家でした。

そこで蒲原に自分の家、家族、
全てを戻してほしいと頼み、
ロボットの家族とともに暮らします。

けれどロボットは、
電気や太陽光のあるところでしか機能せず、
明かりがないと姿を消してしまいます。

動かなくなる家族を見るのは嫌だろう
という蒲原の配慮によって作られた
人造人間ですが、それが悲劇でした。

あるとき忘れ物に気がついて引き返した玲は、
明かりを消したせいで誰もいなくなった家に
強く孤独を感じ、
それからは常に明かりをつけた、
明るい家の中で過ごすようになります。

昼夜問わず電気をつけっぱなしの玲の家に泊まりに来たはなは、電気を消そうとすると必死に止める玲や、暗いところから突然母親が現れるというおかしな現象に遭遇します。

はなは暗闇を恐れているような
玲の家の奇妙さに後ろ髪を引かれながら
翌朝、家を去るのでした。




こんなお話でした。




- 55 -

前n[*][#]次n
/56 n

⇒しおり挿入


⇒作品?レビュー
⇒モバスペ?Book?

[編集]

[←戻る]