日もすっかり暮れて店内の光も暗くなった頃ネレさんは何だか機嫌が良さそうだった
何かあるのだろうか
「…あ。」
5時の刻を知らせる時計の音楽が流れる
「…私帰ります」
ネレ「嗚呼はい、今日は御代は結構ですよ」
「え、でも…」
ネレ「…御代は試作品の感想で十分です」
いつものように優しく微笑むネレさんに私は答えた
「とても…美味しかったです ふわふわしててもちもちで…とても」