70億分の1
[静かにそっと崩れて行く](6/6)
お相手は僕とまるっきり違うタイプらしい。
つまり彼女と同じ我儘タイプ。
考えてみたら僕しか知らなかったのだからタイプの違う男性に憧れるのは当たり前の事だろう。
納得してしまうと雑作も無い。
その時、奇妙な感覚に襲われる。
何かが体から離れて行く
体は冷え切っているのに心臓だけが何倍もの速度で動いている様な。
この時離れて行った物の正体に気付くのは暫く立ってからの事である。
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