どうも三十路前にモテ期がきましたちかこです。
[こじらせこんがらがる](1/2)
里中とめでたく付き合う事になった翌日。
私は風邪を引いて寝込んでいた。
起きた側から咳と鼻水のオンパレード。
せっかくの日曜日が、、風邪とは、、、。
でもまあ、今日一日大人しくしとけばなおるだろう。
朝の10時半、、いつもなら余裕で起きてるけど大人しく寝よう。
目を閉じた瞬間電話が鳴った。
「もじもじ!」
鼻水のせいでうまく喋れない。
「ちかこさん、、大丈夫ですか、、その声。」
心配そうな声が電話越しに聞こえる。
「ごの声はまさかさとなが!?」
どうせお母さんから早く起きろという催促の電話だと思っていたら予想外の人物でびっくりしてしまう。
「風邪、ひいたんですか、、?」
「ちょっと鼻水と咳でるだけだがら大丈夫だよ!」
できるだけ元気そうな声を出す。
「絶対今日は出かけちゃダメですよ安静にしててくださいね。」
彼氏に心配して貰えるなんてこんな幸せなシチュエーション、、これだけでもう元気になりそうなんだけど。。
はいと小さく返事をすると、しんどい時に電話してしまってすいませんでしたと言ってすぐに切ってしまった。
ていうか、なんで電話してくれたのか聞きそびれた!
今の電話で少し元気出た気がする。
朝ごはんだけでも食べようと思ってベッドから起き上がって立つと、視界がぐらっと歪んだ。
「くっ、、だめだ、、予想以上にダメージうげでる、、、」
風邪なんかひいたのいつぶりだろう。。
これは朝ごはん食べれる気がしない、、
お母さんにお粥作ってもらおう、、
ヨタヨタしながら階段を降りてリビングへ向かうと机の上にメモを見つける。
“お母さんとお父さんは今日は1日出かけるから夜遅くなります?晩御飯作って適当にたべてネッ!”
目を通して思わず紙を握りしめる。
くっ、、、タイミングっっ!!!
娘の数年に一度の風邪だぞ!!
しょうがない、、とりあえず水飲もう。。
落ち着こう。。落ち着かないと余計に熱が上がる。。
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