どうも三十路前にモテ期がきましたちかこです。
[友人代表](1/12)
とりあえず可愛らしい感じの服を抜き取って化粧をして家を出る。
里中はいつまでもうちでお世話になるわけはいかないと言ってお昼から一人でアパートを探しに行っている。
オシャレしてるとこみられるのなんか恥ずかしいから里中が出かけてくれてて良かった。。
ホッとしながら歩いているとまひろが私を見つけて車を停める。
「悪い悪い!!いいじゃん可愛いじゃん!!いやー助かった!!さっ!さあさあどうぞどうぞ!!」
そう行って助手席に案内される。
本当にこういうときだけ調子いいんだから。。
「で、今からどこでなにしたらいいの。」
そう聞くとまひろが待ってましたと言わんばかりに説明を始める。
「とりあえずカフェでちょっと話すだけだから!彼女みてみたいって言われてるから普通に一緒にランチするだけでいい!人見知りっ言ってあるからそんな喋んなくてもいいし!」
なんかめちゃくちゃめんどくさそうだな。。
でもまあタダでオシャレなカフェでランチができるだけ良しとするか。。
ちょっと街に出たところでまひろが車を停める。
普通に車をおりて店内へ向かおうとするとまひろが右手を差し出してくる。
ん?なんだ、、?
こないだ里中にもやられたような、、、。
お手か?流行ってんのこれ??
こぶしをまひろの手のひらに乗せようとすると私の考えていることが分かったのかすかさずお手じゃねーからなというツッコミが入る。
「彼氏彼女なんだから手繋いで行かないと怪しまれるだろ!!ほら!!」
そう言って私のこぶしを開いてまひろが恋人つなぎをしてくる。
ぼっと顔が赤くなるのを感じる。
だめだなにこれめちゃくちゃ恥ずかしい。
「おおー照れてる照れてる。ちか子はいつまでたってもウブだなあーあ。」
くっ!!こいつ楽しんでやがる!!
憎しみを込めてからかってくるまひろに蹴りを入れた。
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