月と空
[優と晴香と私と月。](1/77)
「晴香ぁー。
もう講義受けるのやだ。」
今日はサークルもないし、
つまらない。
テニスしたいのに
違うテニサーが使ってて使えない。
「あんたは子どもか!」
丸めた参考書でポカッと叩かれる。
「まだ高校3年生でーす…。」
「それはらいとくんでしょーが。」
はい。
その通りでございます。
晴香には月が高校生という事は言ってある。
〜回想〜
「えーゥらいとさんが高校生ィ」
案の定ビックリする晴香。
「ね、ビックリでしょ?」
「いやぁー、見えないわー。」
だよね。
そーだよね。
「で、空としては高校生の月くんはどうなわけ?」
「変わらないよ…。ビックリしたけど、でも年齢なんて関係ないし。」
「ふーん。」
ニヤニヤする晴香
「なにさ…。」
「いや、別にぃ。」
いじわるな奴め
「でも、高校生と知っても頼ったり出来るって事は空にとって月さんは特別って事なのね。」
ニコッと晴香。
「…うん。」
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