花筏 〜はないかだ〜
[7章 僕のためだけに](1/5)



幼子のように愛らしく笑ったり



急に押し黙って切なげに俯いたり



綺麗な涙を静かに流したり



君は



はじめて逢ったあの瞬間から



僕の心を甘く翻弄する



まるで



たちの悪い媚薬みたいに






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