狼少年(2/11)
「もう濡れてんの?淫乱女。」
「や…ちが……」
少年は、下着の中に手を忍ばせ、私を刺激する。甘い痺れが身体を支配する。
自分の蜜を快い所に塗りたくられる。
もう、それだけで。
私は抵抗できずに、されるがまま、快感に溺れていく。
最後まではされるまい、となんとか理性を保ちたい所だが…
それも困難な程に、身体は正直だ。
「ねぇ、舐めてよ。」
「…舐めたら…話を、してくれるの…?」
「もちろん。ほら、早く。」
しばらく、少年のいうことを聞いた。
大人しく従えば、痛いことはされないし、
それくらいなら、経験済みだったから。
でも、いざ終わってみると、少年は手のひらを返したような態度で、私を嘲笑う。
「本当に『神』について教えてもらえると思ってたの?うける。」
「な、に…それ……」
「純粋な馬鹿ほど、騙して楽しいもんはないよなぁ。男の家にノコノコついて来たお前が悪いんだぜ。」
「貴方…最ッ低……」
「昔からよく言うだろ?……騙される方が悪いんだよ。」
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