忘れ者
・∇其の壱(1/7)



妹が死んだ。



私が小2、妹が5才のとき。



当時、私たちは親にほったらかしにされていた。



家族で出掛けたことなんか一度もない。



いつも私は妹の優香と遊んでいた。



家にはカップ麺が散乱していてグチャグチャ。



洗濯物もそこら辺にあってお風呂にも入っていない。



それが『当たり前』だったけど。





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