ニートな私と幽霊な人形の生活

[さーん](1/3)

ゆ「なんであの時の人形が
ここに居るんだ？確か私たちは
引っ越すことになってママの
知人にあげたって聞いたけど…」

「…捨てられたから…」

ゆ「ふぇ！？」

「あの後わっちはいろんな
場所を転々としたが、
このヒビの入った顔じゃあ
なかなか…な、」

ゆ「…それで捨てられた…でも
今は顔のヒビないよね？」

「わっちは人形としての命を終えて今は霊体、魂のような存在だ。だからヒビは無かったことにできる」

ゆ「なるほどねーん。
じゃあさ、なんか未練でもあるの？」

「…わっちを捨てた奴を見つけたいのだ。記憶が曖昧になっててな」

ゆ「…呪ったりするの？」

「そんなことはしない。ただ少しばかり気がすむまで脅かしたりして遊ぼうかと」

ゆ（似たようもんだろ！…怖いわ！）←怖くて突っ込めないやーつ

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