秘書と社長の弱点恋愛
秘書の失態(1/7)
その日の帰りのことだった。
「あれ?立花じゃね?」
ふいに声をかけてきたのは、
「うわ、滝田くん…。」
高校時代、
同級生で嫌いだった滝田君でした。
「ひさしぶり!元気してた? 」
彼はこの様におちゃらけてはいるが
「あーうん。じゃあね。」
「待てよ立花っ!
俺、まだお前の事忘れられないんだけど。」
よく分からない部分が多々ある。
「いや、まぁ、
卒アルとかたまに見るし忘れられない人物がいても仕方ないんじゃないんですか。」
別に忘れられてもいいけど。
「お前、まだそんなガード強いわけ?」
「え?
私はバリアなど使っていませんが。」
「……………。」
滝田君は何を言っているんだろう。
少しRPGゲームのやり過ぎだろうか。
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