蒼い月の下、君と出逢う
[真昼の月を君と共有したい](1/7)

雅とトーヤと、そして、俺と
3人で暮らし始めて、一ヶ月が過ぎた

前みたいに雑用だけじゃなく、
色々な仕事を押し付けて…じゃなくて、
任される様になって来た。

トーヤは、近くにある、喫茶店で働き出した。

前は、雅が迎えに来たら、その時点で帰れたけど、今は、後片付けをしてから帰らなければいけないから、雅よりも、遅く帰る。

トーヤは、雅よりも先に帰っていて、ご飯作ったり、掃除したりしてる。

「煌李さん、チラシ配りお願いします」
チラシの束を渡される
『ああ、う…じゃなくて、はい、解りました』
仕事場の上司にタメ口を話してはダメ。
耳にタコができるくらい言われた。

俺はチラシの束を手に、外に出た。
前みたいにではないけど、チラシはかなり早く、無くなる。

ふと、空を見上げると、真っ白い月が、空に浮かんでいた。

…昼でも月が見れる事あるんだな…

何だか得した気分だ。

『新商品入荷しましたー』
そう言いながら、チラシを配る。

早く雅に伝えたい。
今日一日の事。
まだ、仕事は、終わらないけど。



- 75 -

前n[*][#]次n
/498 n

⇒しおり挿入


⇒作品?レビュー
⇒モバスペ?Book?

[編集]

[←戻る]