相楽さんの言う通り!
[番外編 まさかのダブルデート](2/9)
「聞いてない。相楽が美華ちゃんと付き合ったなんて」
「まぁ言ってないからね。」
「おかしい。俺が美乃里と付き合ったときはすぐに報告しただろう?」
「いや、報告したというか葵がわかりやすすぎて俺がカマかけたんだけどね」
ある日、休みの日なのか衛さんに会いにやってきた朝霧さん。2人のやり取りを見ながら、相変わらずお似合いのカップルだなぁとうっとりする。
それでもいまは衛さんは私のもので、絶対朝霧さんにあげないんだけど。
「 ……そういえば一度やってみたかったことがあるんだが、いいか?相楽」
「え、なに。内容によるけど」
「ダブルデートってやつ」
聞こえてきた会話に
へ?
とついつい振り向いた。
ダブルデート?
それって朝霧さん×美乃里ちゃん
私×衛さんの?
「なにが嬉しくて、葵と美乃里ちゃんと出かけないといけないの? 君たち相当なバカップルだからやなんだけど」
「そういうなよ。相楽。たまには気分を変えて……美華ちゃんは嫌?」
「え、…いや別に嫌とかないですけど……」
突然話を振られたので、流れで答えると朝霧さんの顔が輝く。
「ほら見ろ。相楽の彼女はこう言ってる」
「……2人でイチャイチャしてるほうがいいに決まってるじゃん」
「……冷めすぎだろ……」
「大体、誰にも美乃里を見せたくないとかなんとか言っといてどういう風の吹き回し??」
何か魂胆があるんでしょ
と疑いの目を向ける衛さんに、朝霧さんが怯んでいた。
「……いや、ほら学生時代は相楽は彼女を作らなかったわけだし、お前とはこうして今も仲良くしてるからそういうこともしておければな。なんて。結婚とかして家族ぐるみで遊びたいとも思ってる……」
「…それ本当?っていうか…なんなの。そうなると葵俺のこと好きすぎじゃない?」
「…あ、ああ好きだぞ。美乃里の次くらいに」
聞き耳を立ててるだけで幸せな空間ってあるんだ…
と思った。
私の彼氏単品でも萌え要素激しいのに、朝霧さんがそばにいると二百倍に跳ね上がるよ。萌えが。
なんだかんだ仲のいい2人を微笑ましく思いながら
あくまで純粋?な気持ちで見守っている。
それにしても、私美乃里ちゃんには嫉妬で少し冷たく接したようなに気もするからその辺大丈夫なのかな……
朝霧さんがどうして突然そんなことを言い出したのかはわからないけれど、まぁ私はなんにしても衛さんがいればいいし楽しみにしておこう。
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