相楽さんの言う通り!
[相楽さんの言う通り](2/22)
「おはよう。蓮」
すっかり痛みがなくなった私は、翌日の大学で女の子に囲まれている蓮に笑顔で挨拶する。
「おはよう……ハニー。機嫌いいみたいだね。」
「うん。まぁね」
女の子は好きな男に抱かれると、綺麗になるというけれど実際どうなんだろう。
私…綺麗になったかな?
なんとなく肌のツヤはいいんだけど。
鼻歌交じりで明るく歩く。
今日の私は限りなく無敵だ。
蓮のファンからの視線も大して気にならない。
「あ、おはよう!保くん」
さらに、出血大サービス
今日は保くんにも笑顔を送っておいた。
「え、なに?みぃちゃん。どうしてそんなに機嫌いいの?」
「ふふふ。内緒」
いや、もう自分わかりやすすぎだと思う。
だってちょっとスキップとかしちゃいそうだもん。しないけど。
相楽さんのことを思うだけで、私はもう生きてることが楽しくて仕方ない。
「もしかして…まもにぃとなんかあった?」
「あ、わかっちゃう?保くんごめんねぇ」
「あははー!! わかっちゃう! まもにぃが昔好きだった女の子とか現れて落ち込んじゃえばいいのにー!!」
ピタッと空気が張り詰めた。
保くんってほんとに私のこと好きなんだろうか……いまさらっとひどいこと言ったよね。
「保くん嫌い」
「俺は好きだよ。」
「私は嫌い!!!」
よく考えれば、確かに私は初恋だけど
相楽さんには何人かいたんだろうなぁと考えると少し妬ける。
こんなヤキモチは、とってもワガママなヤキモチだと思うけど。
そういえば過去に好きだった人はどんな人なんだろう……少しだけ気になる。
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