運命の100万円
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帰り道、気付けばもう半年という期間が経とうとしていることに気付く。
“前は半年で挫折したっけな”
そんなことを思いながら、都会の狭い空を見上げた。
携帯を手に取り、彼宛てのメールを打つ。
内容は至ってシンプル。
“近々時間作ってほしい。話したいことがある”
携帯を鞄にしまって、すっかり通いなれた道のりを今日もまた帰っていく。
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