運命の100万円
[control](1/5)



帰り道、気付けばもう半年という期間が経とうとしていることに気付く。



“前は半年で挫折したっけな”



そんなことを思いながら、都会の狭い空を見上げた。



携帯を手に取り、彼宛てのメールを打つ。



内容は至ってシンプル。




“近々時間作ってほしい。話したいことがある”



携帯を鞄にしまって、すっかり通いなれた道のりを今日もまた帰っていく。





- 38 -

前n[*][#]次n
/47 n

⇒しおり挿入


⇒作品レビュー
⇒モバスペBook

[編集]

[←戻る]