原稿『未定』
[承](1/30)
束の間の暗闇。
次に俺が目を覚ました時、俺はみたこともない部屋の一室に居た。
「おっ、気付いたか! ニプローヌス!」
みたこともないオッサンが俺に声を掛けてくる。ニプローヌス?
「ニプローヌス、あれだけの高熱にうなされていたのだ。話す気力も無いのも無理もない。もうしばらく休んで起きなさい。」
そう言って知らないオッサンは部屋を出ていった。
確か、俺は不意に脇腹を包丁で刺されて、死んだはず……。
それがこうして、みたこともない人に知らない名前を呼ばれるということは、俺はもしかして"転生"した?
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