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[第十二章 覚醒](1/26)

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〈5月28日〉

7時00分

真理亜は目を覚まし、顔を洗って歯を磨くと、モニター室に向かった。

高島｢おはよう。疲れているんだからもう少し寝てて良かったんだぜ？｣

真理亜｢おはよう。学校行ってた時は毎日この時間に起きてたから習慣づいてるみたい。それより変わりはない？｣

高島｢あぁ。相変わらずゾンビ共が街を歩き回っているだけでこの基地には近付いていない。まぁ近付いた所で侵入は不可能だがな。｣

真理亜｢そう。あの2人はまだ目を覚まさしてないの？｣

高島｢今冨川が様子を見に行っている。｣

永瀬｢まぁまだ眠ってると思うけどね〜｣

真理亜がふと、救護室前の廊下のモニターを見た。

真理亜は驚いた。

真理亜｢ねぇ！これ！｣

救護室前の廊下で冨川が倒れている。

倒れている冨川に男が迫っていた。

真理亜｢私見てくる！｣

高島｢待て！1人じゃ危ない！永瀬を連れていけ！｣

そう言い真理亜と永瀬は救護室に向かった。



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