この事故、大したことありませんので……
[誘われて、回転寿司屋](1/6)
車の中では、
達川の昔話で盛り上がった。
明さんが、
話を作るのが上手いので、
俺はそれに乗っかって
話を進めた。
当然だが、
俺の知らない達川の
一面も知っていて、
明さんにより親近感が湧いた。
「着きました」
明さん連れられてやって来た
回転寿司屋は、
全国展開をしている
大手チェーン店で、
俺もよく知っている店だった。
「辰田さん、
このお店よく来るんですか?」
「はい、私、
10皿も食べないので
意外と安上がりで
食べられるんです。」
そっか、
確かに1皿100円の
寿司を食べたら、
10皿食べても1000円か。
ファーストフード店で食べても
それくらいするから、
思っていたより
敷居が高くはないな。
そんなことを思いながら
店の中に入ると、
結構混んでいた。
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