この事故、大したことありませんので……
[誘われて、回転寿司屋](1/6)



車の中では、
達川の昔話で盛り上がった。



明さんが、
話を作るのが上手いので、
俺はそれに乗っかって
話を進めた。



当然だが、
俺の知らない達川の
一面も知っていて、
明さんにより親近感が湧いた。



「着きました」



明さん連れられてやって来た
回転寿司屋は、

全国展開をしている
大手チェーン店で、

俺もよく知っている店だった。



「辰田さん、
このお店よく来るんですか?」


「はい、私、
10皿も食べないので
意外と安上がりで
食べられるんです。」



そっか、
確かに1皿100円の
寿司を食べたら、
10皿食べても1000円か。



ファーストフード店で食べても
それくらいするから、

思っていたより
敷居が高くはないな。



そんなことを思いながら
店の中に入ると、
結構混んでいた。



- 22 -

前n[*][#]次n
/100 n

⇒しおり挿入


⇒作品?レビュー
⇒モバスペ?Book?

[編集]

[←戻る]