本当に立花さんには、お世話になりっぱなしだ。
(ってゆうか、私のお父さんなのか……。)
ふと、首筋に風を感じて振り向いた。
台所にある、まだ空っぽの食器棚の横に小さな引き戸がある。
(こんなところに…。なんの戸なんだろう?)
戸に手をかけて、少し力を入れたがびくともしない。
「えいっ」
ガタッガタガタ
力を入れるとなんとか人一人が入れるだけの隙間が開いた。
「なにこの階段、屋根裏に続くのかな?」
その先にはすごく急な階段がそびえていた。
(もう暗いけどなぁ、気になるし)
階段の上は暗くて何も見えない。時計をみるとそろそろ五時なる。
(今は3月だし、あと、もう少しは明るいよね。)
意を決して一歩階段に足をかけると
ぎしぎしぎし
「やっぱ無理ーー。」