はぁ……………
母はいきなりこういう事言う。
前にもあったよ。
景色がいいところに住みたいから、引っ越そうって。
でも、でも…………………
アメリカって
「国外じゃろが!!!!!!」
だめだ、つい声に出してしまった。
表情に出ないぶん、声に出てしまう。
それで周りをいつも驚かせてしまう。
はぁ…………………
「とりあえず、荷物まとめよ」
部屋の隅に常備してあるダンボール箱(引っ越しばかりしているで)に、本を入れていく。
「あぁーーーーーーー。
流石に四十過ぎたら、普通になってくれると思ったのになぁ。」
母は今年で42歳になる。
いい歳した人が青春をおうがしてる。
恐らく、娘である私より。
そもそも引っ越しばかりしてたから、友達は少ない。
(彼氏?なにそれ美味しいの?)
でも今回は、あの人は再婚して、私は一人暮らし。
これでやっと母親に振り回されない人生を送れるのかも。
あーーー、次は服をキャリーバッグに入れなきゃ。
引っ越しの、準備も慣れたもんだわ。
そういや、中学校の修学旅行の時も私だけ準備早かったな。
「………その頃はもうお父さんいなかったな。」
我が人生、かえりみると悲しくなるよ。