ここは、スマホから更新しますぜ。
んー……何があったかなと思い出しつつ。
やべーなおい、って思ったのは、やっぱり幼なじみどもが車の免許をとってからだろうか。
某区の通学路で事故があり、通学中のお子さんが亡くなったのだとか。
その時期はわからないけれど、標識の男の子の首が、何度かえても体から離れるのだという。
そこに、ドライブと称して連れて行かれたわけ。
いつもは起きている時間帯なのになぜか眠くなって、行き先も知らないからフツーに寝ていた私が、突如目を開け、
『頭が痛いよぅ』
と甘えた声で言った。
ちなみに、そのときの私は完全に起きていたにもかかわらず、勝手に口が動いた。
別に頭は痛くもなんともないのに。
問題の標識は、見間違いでもなんでもなく、本当に頭と胴体が離れていた。
「止まらないで直進して。うしろに車はいないから、バックミラーは見ないで、とにかく直進」
運転している幼なじみにそう告げ、私だけうしろを見ていた。
後続車がいて事故ったらシャレにならんから。
ランドセルを背負った男の子が、道路の中央にいた。
『シネバヨカッタノニ』
そう言って、ケタケタケタケタという笑い声が車内に響く。
それを聞いていたのは、運転していた幼なじみと私だけ。
幼なじみは、それ以降、どんなに職場への近道でもそこは通らないらしい。
その場所で本当に死亡事故があったのかは知らない。
でも、間違いなく、ランドセルの男の子が車道の真ん中にいた。
夜中0時ころの話。