あれから、一週間。
あたしは、いつも通り
学校に通っている。
でも、翔とも真尋とも、
全然会わないまま。
学校に行く、唯一の楽しみだった
翔との昼休みもなくなって、
学校は憂鬱でしかなかった。
前みたいに、走って
探し回ろうという思いもなかった。
翔とは、戻りたいのに。
話したいのに。
あの勇気は、一時的なもので
翔に話しかけるなんて
そんなこと、全く考えなかった。
諦めちゃだめなのに……、
あたしの心は、
半分諦めかけていた。
「眠い……」
あたしが学校で発す言葉は、
“眠い”や“だるい”だけだった。
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