浮気相手の携帯電話
文化祭
―――…文化祭当日。
「美和っ!これ3番の
テーブルに持っていって!」
「分かった!」
あたしは前半は店番で
忙しく動き回っていた。
この役割は悠真と
付き合っていた時に決めたもの。
だから当然、悠真も店番で
同じ教室の中にあたし達は居た。
だけど普通の会話どころか
業務的な会話もしないまま
時間が過ぎていった。
そして店番は終わり、
あたしは色んなクラスにまわる番になった。
「…………」
文化祭…
悠真とまわる約束をしていたけど
実際にあたしがまわったのは
真弓を含む仲の良い友達。
楽しかったけど、
やっぱりどこか切なく感じた。
…124…
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