浮気相手の携帯電話
はじまり
「おはよ♪」
月曜日。
先に教室に来ていた
真弓に笑顔で挨拶を交わす。
「おはよ♪……って、
美和、目腫れてない?」
「え?気のせいだよ!」
「そう?」
片想いをするって決めたのに…。
結局昨日の夜も
悠真と先生の事を思い出して
泣いてしまった。
どうしても、夜になると
思い出して涙が流れてしまう。
まぁ朝、目を冷やしたし
これでもマシになったんだけどな…。
「あ、あたし飲み物買ってくるね」
「え?あたしも行こうか」
「良いよ!
そろそろHR始まるし
ダッシュで行ってくる!」
「なら、HR終わってから
行けば良いのに(笑)」
「今飲みたいんだもん」
「はいはい、
じゃ行ってらっしゃい」
真弓の言葉に頷いて
あたしは教室を後にする。
本当は飲み物が欲しい訳じゃない。
そろそろ、悠真が来る時間。
なんとなく、
クラスの皆の居る中で話し掛けるのは
恥ずかしかったんだ。
…107…
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