「……真雄、久しぶりだな」
秀斗は、以前と変わらぬ笑顔だった。
きゅうっと胸が締めつけられるような切なさを感じる。
「…ひ、久しぶり……」
顔を直視することができず、秀斗の胸元に視線を落としながら真雄は言葉を発した。
心臓が爆発するのではないかと心配になるほど、うるさく鳴っている。
「元気だったか?…お前の連絡先、誰も知ってる人いなかったし、同窓会にも顔出てなかっただろ?……心配した」
「……ごめん」
「無事ならいいんだ。…本当、もう一度会えるなんて思わなかった」
━━━━━俺もだよ。
━━━だから俺、卒業のときにお前から離れる決心をしたんだ。
━━なのに━━━