晴れ間がさして
[相合い傘](1/4)







「……真雄、久しぶりだな」


秀斗は、以前と変わらぬ笑顔だった。

きゅうっと胸が締めつけられるような切なさを感じる。


「…ひ、久しぶり……」


顔を直視することができず、秀斗の胸元に視線を落としながら真雄は言葉を発した。


心臓が爆発するのではないかと心配になるほど、うるさく鳴っている。



「元気だったか?…お前の連絡先、誰も知ってる人いなかったし、同窓会にも顔出てなかっただろ?……心配した」

「……ごめん」

「無事ならいいんだ。…本当、もう一度会えるなんて思わなかった」



━━━━━俺もだよ。


━━━だから俺、卒業のときにお前から離れる決心をしたんだ。


━━なのに━━━















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