unLUCKYday
[第三章](1/23)
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目に見えない境界線。
引いたのは
“彼”と私の間なのか……
それとも
恋人と私の間なのか……
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――あの歓迎会の日の夜以来――
恩田課長とは仕事の話以外はしていない。
仕事中の恩田課長を垣間見ても、彼の頭の中は全く読み取れなかった。
結局、
あの台風の日も
歓迎会の日も
なかったことにしてるのは結局は彼の方じゃないか。
恩田課長は携帯に出た後、昼前に人事部からいなくなった。
ほっと溜め息をつく。
そして…
私には、もう一つ。
問題があった。
昼休み。
携帯のメール画面を垣間見る。
差出人:岡田英次
本文:今日から本社戻ってきてるから夜久しぶりに会おう。
午前中に来ていた英次からのメール。
出張から帰ってきたんだ…。
カレとはこの前デートをドタキャンしてからは、メールか電話でしか話していなかった。
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