To sky−2人の空―
[プロローグ](1/2)


グォ―――――……








一本の白い線が空を横切る




この空を見る度、私は

キミが旅立った あの日を想い出す




キミは私にウソをついて

私はキミのウソに気づかぬフリをして



『ねぇ、今キミは何処にいるの?』



私達は『サヨナラ』も交わさず

繋いでいた手を放した




この空を見る度、私は

キミに逢いたくなる


最後まで隠し続けた、

キミへの“ダイスキ”


いつかキミに逢うことが出来るのなら

この想い、キミの胸に届けたい




この空を見る度、私は




―――ただキミが恋しくて

たまらなくなる



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