モンスターハンター
[ギルド](1/10)

「やっと着いたぁ。やっぱボートじゃ結構かかるな。」
リュウはボートが流されないよう、港の杭にロープをしっかりと結び、ボートに繋いだ。
リュウは賑やかな声が聞こえる街のほうへ歩を進めた。巨大な街門をくぐり抜け辿り着いたのは、砂漠の街『ロックラック』。溢れんばかりの人、人、人。街の住人、貿易商人、守備隊、大きな荷物を運ぶアプトノス、ハンター。行き交う人々に圧倒されていたリュウは、いきなり後ろから突き飛ばされた。
「ってぇ・・・!何すんだよ!」
後ろにいた大柄な男にリュウが噛みついた。
「何すんだじゃねぇ。ほら、邪魔だどけ。」
リュウは男に圧倒されたままだった。何しろ男は全身にガンキンシリーズの防具を装備したハンターだったからだ。あれだけの防具を揃えるには、相当な数のウラガンキンを狩猟したはずだ。リュウは期待に胸を膨らませ、更に街の奥へと進んだ。



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