それでも生きていたい理由
[#04](2/9)


少ししてからチャイムが鳴ると同時に担任が来て
すぐにホームルームが始まった。


なんか色々言ってた気がするが、今の僕には内容なんて入ってこなかった。。。








「立花、サボり?」


「は?」




机の上で眠ろうと体制を変えていると突然、話したことないクラスの男子が僕の前に来た。



笑いながら3人が僕の机を囲む。



何がしたいのかはわからないが、一応「別に」 とだけ答えておく。


が、3人のうち一人は笑いながらまた口を開く。





「担任や色んな先生に特別扱いされてイキがってんじゃねーよ」


「ほんとだよ」



聞いていれば、なんとまぁ。。。
どうやら嫉妬してるみたいだ。



「ねぇ、なんで僕に言うのさ」



思わず顔を上げ、彼ら3人を軽く睨みつける。




「嫉妬してるんなら直接それを先生たちに言えば?僕、関係ないよね?」



一瞬変な空気が流れたがそれは気にしない。
僕はわざと顔を机に伏せ、寝たフリをした。


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