小さな小鳥さんと広い青空さんの物語
[帰り道、あなたを見つけた。](1/1)
お家に帰る途中だった小鳥さん…
嫌な人に出会いました。
真っ黒い、とてもこわい人でした
なので小さな小鳥さんはお家へ帰る道を変えました。
そこで、偶然性あなたに出会いました。
きれいなオレンジ色を帯びた小さな小さなお花。
懐かしい匂いがした…
あなたはどうしてそんなにきれいなの?
どうしてそんなに小さいのにこんなにもいぃ香りがするの?
小さな小鳥さんは不思議でたまりません…
不思議で、不思議で、たまりません。
ねぇ、青空さん。
わたしもあなたみたいに、なれますか?
広く雄大でありながら繊細で美しく、きれいな匂いを漂わせる
わたしの羽は薄汚れているの…
何度も何度も雨にうたれたから
何度も何度も飛ぶことに失敗したから
その度に泥だらけになったの…
わたしの本来の色は見えないね…
いつか、泉に行こう。
きれいになるように水浴びしたい
あなたの温もりで乾かしてもらおうかなぁ…?
ねぇ、青空さん。
あなたが見ているわたしは…
何色ですか?
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