ツンデレ彼女
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協奏曲の朝 (1/10)
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あれから姉ちゃんはあっさり愛の巣とやらに帰り
環は自分の部屋へ戻った。
近々、親に挨拶するらしい。
俺も姉ちゃんが結婚するという事で、幸せな気持ちのまま眠りについたわけである。
すっかり波の事を忘れて………
体が揺れる
いや、違う揺らされている
うっすら重い瞼を開けると
環が笑いながら俺を揺すっている
朝から不気味極まりないな。
「兄貴、遅刻決定。」
環はニヤニヤしながら呟いた。
「ハァ!!!?」
条件反射で起き上がる。
「やっと起きた。さ、俺は学校行くから。」
と言って環は部屋から出て行った。
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