・緊急 ( 1 / 4 )
遠藤率いる敵の部隊が立ち去った後、俺たちも撤退した。
やばい、すげえ攻撃しづらいんですけど。
ちょっとだけど仲良くなっちまった相手を攻撃するのは抵抗がある。そう考えていると、一本の電話が二ノ宮に入った。
《中部の防衛部隊が帝国の攻撃を受けて壊滅状態!全部隊はいったん南部侵攻部本部へと戻る!》
それを聞いて、みんなの顔が曇った。中部部隊が壊滅し、南軍が攻め込んでくるようだ。
「急いで南部侵攻部本部へ移動しよう!皆、急ぐぞ!」
二ノ宮が叫んだ。俺たちは少し小走り気味で、中隊と合流すべく合流地点へと急いだ。
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