.第13章 メモリーカード奪取作戦 1/17
リトミネンコやチャールズ一行は、すでにロンドンを経由して、ドイツに入国、さらに東欧の数カ国をめぐりロシア側を一応カムフラージュして、いよいよロシアに入国する飛行機の機上にあった。
「なるほど。メモリーカードか・・・」
チャールズが感心する。
「はい。いまや小指の先ほどのチップに国家規模のデータが収められる時代ですからね。日本の技術は優れたものです。さらに、雨にも強く、防水加工をすれば、数十年はよほどの環境で無い限りはデータの維持が可能です。」
「それだけの小さいものならば・・・KGBも見つけられないだろうな。」
「まさに。」
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