何でもない日の短編集。
[一週間の女](2/2)
いつからだろう。
こうやって日曜の夜に
一週間の予定を書くようになったのは。
書いた紙は冷蔵庫に必ず貼る。
多分、明日はあれしなきゃとか
楽しみとかそういう事思いながら
エネルギーにしてる。日々の。
だけど、ひとつ嘘。
デートは嘘。
日曜日はどこにも行かない。
日曜日が暇な女は枯れているらしい。
勝手な思い込み。
でも、必ずデートなんだ。日曜日。
場所は気分。
部屋の隅にたまった過去の一週間たち。
見るけど、忘れてる。覚えてない。
覚えられない。
たまった過去の予定を見て、
この日は不燃物だとか
こういう約束したって書いてる。
日曜日がデートなのは、
書く事を忘れないため。
記憶をつなぐため。
そう、私は一週間の女。
- 2 -
前n[*]|[#]次n
⇒しおり挿入
⇒作品?レビュー
⇒モバスペ?Book?
[
編集]
BACK