10_会長とデート (1/32) 約束の日曜日。 午前9時過ぎに、あたしはまだ家にいた。 だって約束はあたしの家から一番近いバス停だし。 もうすぐ咲が来るはずなんだけどな……。 と思ったと同時に、インターフォンぎ鳴った。 「はいどちら様ーって……佐倉か」 「何よ、その言い方。その口縫ってやろうかと思うわね!」 ぎゃあぎゃあと玄関で言い合う咲と太陽。 まあ、この2人はこれが至って“当たり前”なんだけどね。 仕方ない、と立ち上がって玄関まで向かった。 「咲、太陽、そんなトコで言い合わないでよ」 もう、とため息混じりの声を漏らせば太陽は眉を下げて笑った。 それから咲をリビングに通して、ソファに座る。 咲は上から下まで、あたしの服装チェック。 普段は可愛い服なんて着ないけど、今日ばっかりはね。 それに、咲と二宮くんにも散々『可愛いカッコで行こーね!』なんて言われたし……。 折角だから、自分なりの可愛い服装をしてみた。 :::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::: Special Thanx! :::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::: ⇒作品?レビュー⇒モバスペ?Book? :::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::: ←back |